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筆者は歌舞伎町で10年以上仕事していたため、様々な人とお会いすることがありました。その中には、夜の仕事に携わる人々、観光客、さらには違法な活動に関与している人々もいました。夜の街は華やかさの裏に、多くの闇を抱えています。
特に夜の仕事の人たちは深夜になると、とある雑居ビルに入っていくことが多いです。多くの人が興味本位で近づいてしまいますが、そこには一般の人が容易に踏み入れるべきではない危険な場所が存在します。
その建物の中には、違法なギャンブル施設が存在しています。その中でも代表的なのが、闇のスロット、通称「闇スロ」とインターネットカジノ、通称「インカジ」です。
闇スロットとは、通常のパチンコ屋のレートとは異なり、法外なレートで賭けが行われます。一般的なパチンコやスロットは法律で定められたレート内で運営されていますが、闇スロはその制限を完全に無視し、莫大な金額が動くことも珍しくありません。
通常のパチンコのレートは、パチンコ1玉4円、スロット1枚20円が相場ですが、闇スロットの場合はパチンコは1玉10円やスロットは1枚40円~100円、さらには最大1枚500円のスロットも配置されています。
1枚500円ということは、一度スロットを回すのに3枚かかるため、単純に1回のスロットを回すだけで1500円かかるということになります。
しかし、ボーナスを引いて400枚出るとなると、400枚×500円=20万円というように、ものの3分で20万円GETということにもなります。
通常の相場だど皆さん1枚100円のスロットを回していることが多いですが、それでもボーナスで1回のボーナスで400枚出るとなると
400枚×100円=4万円というように通常のパチンコ店と比べて各段に早く枚数が稼げます!
さらに、機械も特殊化しており、ボーナスが連続するような仕様になっていたり、リプレイが連続で揃うとボーナス確定など、様々な趣向を凝らした演出があります。通常のスロットとは異なり、プログラムが意図的に操作されており、出玉の調整が自由に行われることが多いのです。
これにより、一見すると勝ちやすいように見えるかもしれませんが、実際には店側が完全にコントロールしており、最終的にはプレイヤーが負ける仕組みになっています。
インターネットカジノ、通称「インカジ」は、パソコンに向かってバカラやルーレットなどのカジノゲームをプレイする形式の違法ギャンブルです。実際には海外のカジノと接続しているわけではなく、国内の違法運営者がゲームの結果をコントロールしていることがほとんどです。
一般のオンラインカジノと異なり、インカジでは非常に高額な掛け金が要求されることが多く、一晩で数百万円を失うケースもあります。また、金銭のやり取りは現金で行われることが多く、トラブルが絶えません。
まず、これらの行為は違法であることが最大の問題です。警察の取り締まりが強化されており、実際にプレイしているだけで逮捕される可能性があります。
実際にその現場にいてプレイしているだけで捜査対象となるため、非常にリスクがともないます。さらに、これらの場所では犯罪組織が関与していることも多く、金銭トラブルや暴力事件に巻き込まれる可能性も高いのです。
歌舞伎町の夜は魅力的ですが、その裏側には危険な世界が広がっています。興味本位で足を踏み入れることは決しておすすめできません。