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茶番な法案について

現在決定した法案についての解説

現在法案として決定した事案について、夜職経験者の視点から詳しくご説明いたします。

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法案の概要

簡単に言えば、営業方針として「色恋営業」を禁止するという、業界にとって非常に大きな影響を与える内容の法案となっています。

そもそも色恋営業とは?

ホストやキャバクラの女性スタッフなどが、お客様に対して「好きだよ」「愛してるよ」「結婚しよう」などと、自分の本心ではない言葉を使い、お客様を惹きつけて店舗に来てもらったり、お金を使ってもらうための営業手法です。


主な営業スタイルの種類

夜職にはさまざまな営業スタイルがあります。

色恋営業

疑似恋愛のような関係を築き、相手に「好かれている」と思わせることで、お金を使わせる手法です。

本営(本カノ営業)

色恋営業よりも深い関係性を装い、まるで本物のカップルのように振る舞う営業です。実際に同棲のような状態にまで発展することもあり、対象はかなりの額を使ってくれるお客様に限定されます。

枕営業

性的な関係を持つことで対価としてお金を使ってもらう営業です。行っているホストも少なくありませんが、体力的・精神的に負担が大きい側面もあります。

友営(友達営業)

友達のような距離感で接する営業スタイルです。しかし、金銭的な見返りは少なく、売上に直結しにくい点がデメリットです。「友達にお金を使うか?」という根本的な疑問が常につきまといます。

色恋営業禁止の法案が意味するもの

今回の法案では、「好きだからシャンパン入れて」など、お客様の恋愛感情を利用して高額な商品を購入させる行為が禁止となります。

このような営業方法は、夜職の根幹をなす要素でもあり、業界にとっては非常に大きな問題となる可能性があります。

色恋が夜職において担う役割

夜職の接客業では、色恋営業が一種のビジネスモデルとして成り立っています。

  • お客様は疑似恋愛を楽しむために来店する
  • 会話や接し方の中に恋愛感情を演出することが一般的
  • 単なる接客以上の価値を提供している

これらを前提に成り立っているため、色恋を禁止することは、ホストやキャバクラといった業態自体を否定するような印象を受けます。

現実的な運用の難しさ

色恋の判定基準とは?

そもそも、どこまでが色恋営業とされ、どこからが単なる会話なのか。その線引きは非常に曖昧です。

例えば、会話の中で「好き」という単語を使っただけで法的にアウトになるのでしょうか?

それをどのように監視し、取り締まるのかは極めて困難です。

警察の関与範囲

警察が店内の会話内容を逐一チェックすることは現実的ではなく、結果として「誰が色恋かどうか」を判断する基準が不明確になってしまう可能性があります。

疑似恋愛の限界と現実

本物の恋愛は可能か?

夜職での関係性が本物の恋愛に発展するかといえば、それは極めて稀なケースです。

一度だけならともかく、何度も通えば通うほど、スタッフ側はお客様としてしか見られなくなります。

「今日は暇だから来てほしい」「もっとお金を使ってくれると嬉しい」といった打算が必ず入り込むため、純粋な恋愛とは程遠い関係になりがちです。

キャバクラ・ホストクラブに通うお客様の背景

一部のお客様は、まっとうな職業ではない収入源からお金を得て通っているケースもあります。

例えば、詐欺行為や反社会的勢力の資金などがその一例です。

「最近あの人来なくなったね」という場合、多くは警察に捕まったなどの事情が背景にあることも珍しくありません。

適切な遊び方とは

夜の世界を楽しむこと自体は悪いことではありません。しかし、深みにはまりすぎず、適度に付き合うことが大切です。

  • 金銭感覚を保つ
  • 相手との距離を冷静に保つ
  • 無理のない範囲で楽しむ

このようなバランスの取れた遊び方を心がけることで、より安全で健全な関係が築けるでしょう。

最後に

この法案が現場にもたらす影響は計り知れません。

皆さまのご意見やご感想もぜひお聞かせください。

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