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最近流行りの詐欺の実態と対策

最近多発している詐欺電話に注意

ここ最近、自分のもとにも知らない番号からの電話がかかってくることが増えてきました。

普段であれば基本的に知らない番号には出ないようにしているのですが、最近は引っ越しの関係で不動産業者からも電話が多かったため、知らない番号でも出ざるを得ない場面がありました。

その2か月ほどの間に、なんと3件も怪しい電話がかかってきたのです。



1件目:空港警察を名乗る電話

最初の電話は「成田空港警察」と名乗るものでした。
内容は「あなたの忘れ物が見つかったので、成田空港まで取りに来てください」というもの。

一瞬、「そういえば2025年3月に東南アジアへ旅行したな」と思い出し、焦りました。
「もしかして本当に何か忘れたのかも?」と心が揺れましたが、冷静に考えるとおかしい点がいくつもあります。

  • 旅行からすでに半年以上経っている
  • 空港からの連絡がこんなに遅いのは不自然
  • そもそも空港警察が直接個人に電話をすることはほとんどない

最終的に「やっぱり怪しい」と気づき、電話を切りました。
一瞬でも信じそうになった自分にゾッとしました。

2件目:大阪の捜査二課を名乗る電話

次にかかってきたのは「大阪府警の捜査二課」を名乗る電話でした。
あなたの口座が犯罪者に利用されています」という内容で、声のトーンもかなり真剣そのもの。

しかしそのときは外出中だったため、「今、電車に乗る前なので後でかけ直してください」と伝えて電話を切ると、それっきり何も連絡は来ませんでした。
本当に警察なら、そんな対応で終わるはずがありません

3件目:別の警察署を名乗る電話

三件目も同様に「〇〇警察」を名乗るものでした。
このときはあえて試すつもりで、「親戚に警察官がいるので確認してもらいます」と伝えたところ、やはりその後は一切連絡が来なくなりました。

ちなみに、親戚に警察官がいるのは本当です。
詐欺電話を撃退する上で、この一言はかなり有効かもしれません。

警察を名乗る電話に共通する特徴

警察から突然電話がかかってくることなんて、普通に生活していればほとんどありません。
「警察です」と言われた瞬間に心臓がドキッとしてしまうのが人間の心理です。
そこを狙ってくるのが、この手の詐欺の巧妙なところです。

  • 「至急」「あなたが関係している」「確認が必要です」など、焦らせる言葉を使う
  • 正式な文書や身分証の提示をしない
  • 折り返しを求めても、すぐに切りたがる

知らない番号からの電話には、まず出ないのが一番の防衛策です。
どうしても出てしまった場合には、次の2点を意識してください。

  • 長電話をせず、「親戚に警察官がいるので確認します」と伝えて切る
  • 一人で判断せず、必ず家族や知人に相談する

詐欺が次々と新しい手口を生み出す理由

なぜこれほど新しい詐欺が次々と生まれてくるのか。
その理由を、以前夜の仕事をしていた時に知り合った“グレーな人”から聞いたことがあります。


なんと、詐欺の末端の実行者たちは「1日10件、人を騙せるようなロジックを考える」という課題を与えられているそうです。
その中から実際に反応が良かった手口が採用され、どんどん新しい詐欺の形が生まれていくという仕組みなのです。

つまり、私たちが警戒し始めた頃には、すでに次の手口が用意されているということ。
今後も形を変えてさまざまな方法で私たちを騙そうとしてくることは間違いありません。



騙されないためにできること

このような詐欺から身を守るためには、「少しでも変だな」と思った瞬間に誰かへ相談することが何よりも大切です。
一人で考え込むと、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。

また、詐欺をしている人に伝えたいのは——
たとえ一度の詐欺でも前科がつけば、その先の人生から逃げられなくなります。
せっかく生まれてきた命を、誰かを傷つける方向に使うのはもったいない

今の時代、真っ当に働ける仕事はいくらでもあります。
だからこそ、一人でも多くの人が“普通の幸せ”を選んでくれることを心から願っています。

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