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今回報道された事件について考える前に、まず前提として整理しておきたいのが、
マッチングアプリやSNSを利用した出会いそのものは、非常に効率が良いという点です。
これは良い・悪いの問題ではなく、単純に仕組みとして合理的である、という話です。
昔であれば、外でのキャッチやナンパが主流でした。
道端で声をかけ、足を止めてもらい、会話をし、
そこから連絡先を交換して、後日お店に来てもらう。
しかしこの方法には、いくつものハードルがあります。
かなりの労力と時間をかけても、結果が出ないことは珍しくありません。
一方で、SNSやマッチングアプリが普及した現在では状況が大きく変わりました。
スマホ一台あれば、外に出ることなく、
自宅で複数人に同時にアプローチすることができます。
効率という観点だけで見れば、非常に合理的な方法であることは否定できません。
では、今回報道された事件の何が問題だったのでしょうか。
それは「アプリを使ったこと」ではありません。
問題は、その先の行動にあります。
今回のケースで問題視されているのは、
好意や交際を匂わせながら、特定のお店に行くことを斡旋した点です。
つまり、恋愛感情を利用して金銭を使わせる構造そのものが問題なのです。
ここで一度、感情を置いて冷静に考えてみてください。
「付き合ってほしい」「彼女になってほしい」「彼氏になってほしい」
そう言われた相手に対して、
お店に来てもらい、お金を使わせるでしょうか。
答えは明確です。
お金を使わせる時点で、その関係は恋人ではありません。
恋人関係であれば、そこに金銭のやり取りを前提とした関係性は生まれません。
お金を使わせる構造がある時点で、
その立場は「恋人」ではなく「お客様」です。
この線引きを見誤ると、非常に危険です。
今回のようなケースに巻き込まれないために、
もっとも大切なのは、一人で判断しないことです。
少しでも違和感を覚えたら、
誰かに相談してください。
今回の事件が報道されたことで、
同じ、もしくは似たやり方で営業している人が
まだ多数存在していることが浮き彫りになりました。
手口は巧妙化し、
このような流れは決して珍しくありません。
マッチングアプリやSNSの利用自体は、
現代において非常に効率的な手段です。
しかし、その先で何が行われているのか、
その構造を冷静に見る目が必要です。
恋愛と金銭が結びついた瞬間、
その関係は対等ではなくなります。
違和感を覚えたら、一人で抱え込まず、
必ず誰かに相談するようにしましょう。